ウミウシガイドブック on the web
〜紀伊半島の海から〜
Opisthobranchs of Kii peninsula

 

Name ミドリリュウグウウミウシ
Tambja kushimotoensis
Place 和歌山県串本町(99.03,2000.02)


Length 50mm
Date 1999.03.23
Point 和歌山県串本町住崎
Depth -20m
Temp 18.0℃

まだウミウシにそれほどハマッテいなかった頃にガイドの後ろにくっついて潜っていた時に偶然見つけたもの。
その時に撮った写真はカメラにも慣れてなくて、さらにストロボも光らないという最悪の状態だったので、とてもじゃないが人様にお見せできるものではなかったが(その割りに長期に渡ってこのHPで掲載していたのだが・・・)、約1年ぶりに撮り直しが出来たのがこの写真である。
当時、まだ和名が知られてが無く、リュウグウウミウシの一種と言う事で片付けられていた。

しかし、本種は学名を見ても判る通り、串本で発見され新種登録されたウミウシである。まさに串本を代表するウミウシといっても良いと思う。

珊瑚礁があるような温暖な海で冬季に、内湾性の砂地と岩礁が入り混じったような場所にて多く見られる。

アオスジリュウグウウミウシに似るが、本種は体地色が濃緑色であるのに対し、アオスジリュウグウウミウシは濃青色である。水中では判断し難いが、ライトを当てれば簡単に見分けられる。

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