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〜紀伊半島の海から〜
Opisthobranchs of Kii peninsula

 


Name Aplysia sp.
Place 三重県志摩町(2000.01)

 

Length 30mm
Date 2000.01.27
Point 三重県志摩町あづり浜
Depth -5m
Temp 14℃

遠浅の内湾の海の岩場の上を這っていた。
この時、交接中の個体を含め3個体確認。
一瞬クロヘリアメフラシかと思ったが、クロヘリアメフラシと比べると体地色が黒いのと、背面に貝殻を背負っているのが確認できる点が異なっている。アメフラシの仲間は貝殻を持って入るもののそれは体内に埋没され、外からは確認できないのが通常であるが、本種は、貝殻を確認することが出来る。10mm以下の個体の場合はまだ外部から貝殻の存在を確認することは容易であるが、この大きさにまで成長した状態で貝殻の存在を確認できる事はまず無いと言って良いのではないだろうか?本種は、そういう種類なにかもしれない。何個体か固まっているのを見たが交接中だったかどうかは不明である。現在のところ、名前は不明。
30mmの大きさだとクロヘリアメフラシでは十分成体と考えられるのだが、幼体が黒いという判断とは異なってくるように思える。

ラドマン先生に伺ったが、やはりよく分からないとの事であるが、クロヘリアメフラシの幼体である可能性をご指摘頂いた。

ラドマン先生の以下のHP参照。
http://seaslugforum.net/seahares2.htm#1894

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