ウミウシガイドブック on the web 〜紀伊半島の海から〜 Opisthobranchs of Kii peninsula
冬季に内湾性の周囲が砂地の中にある岩礁域に生える緑藻類の上を這っているところを観察。 アズキウミウシのバリエーションかと思っていたが、相模湾産後鰓類図譜により本種と同定した。同書籍の解説では、体地色は緑色で側足の外面には白色細点が散在するとなっている。また記載のイラストを見ると、触角及び尾は青紫色、体表面には白色細点の他、濃赤色細点も散在していて側足上部はクリーム色で染色されている。
アズキウミウシは、体地色があずき色となっているが、緑色のバリエーションについては、触れられていないので、本種はアズキウミウシよりもむしろゴクラクミドリガイの特徴を多く持っているように思え、こちらに分類した。
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