Name |
キッカヒロウミウシ
Phyllodesmium magnum |
Place |
和歌山県串本町(99.07,99.11)
和歌山県田辺市(2000.06)
三重県南島町(2000.07) |
Length |
130mm |
Date |
1999.07.04 |
Point |
和歌山県串本町グラスワールド(横島) |
Depth |
-13m |
Temp |
23.8℃ |
この日、ピカチュウと並ぶアイドルであった。
真っ白なこの個体に感動。また、このデカサにも感動した。キッカは、「菊花」からきている名前らしい。妙に納得出来る名前である。
ただし、これが標準和名なのかどうかは、今のところ未確認。
当初上の写真の個体としたの写真の個体が別の種と思ったが(触角の出る位置が異なっていると思った)、ラドマン先生に同定して頂いた結果、同種とのことであった。
その後、もう一度下の写真の個体を見る機会があったので、注意深く観察すると、確かに上の個体と同じく触角は体の先端から出ていた。みのが大きくせり出していただけであった。
ラドマン先生によると本種は、下の写真の下部に写っているソフトコーラルを餌としており、食べたソフトコーラルにある褐虫藻をみのの表面(日の当たる面)に為、光合成によりエネルギーの補給をしているとの事であった。また、このみのは、トカゲの尻尾切りと同じように、危険にさらされると自ら自切するとの事であった。
実際に一つだけ、軽くつまんでみると、ほとんど抵抗もなく取れてしまった(ごめんよぉ〜〜〜〜)。ただこの場合は自切とは言わないのだが・・・・。実際には外的刺激を与えるとポロポロと取れていくらしいのだが、私が試した個体では、そういう事はなかった。
以下のラドマン先生のページ参照。
http://seaslugforum.net/phylmagn.htm#774
http://seaslugforum.net/phylmagn.htm#1566
下の写真3つは、夏に南島町で撮影したものである。下2つは交接中であると思われる
|