ウミウシガイドブック on the web
〜紀伊半島の海から〜
Opisthobranchs of Kii peninsula

 


Name ミカドウミウシ
Hexabranchus sanguineus
Place 和歌山県串本町(通年)
和歌山県田辺市(南部町)(2000.01)


Length 50mm-200mm
Date 1999.03.27
Point 和歌山県串本町浅地
Depth -22m
Temp 19.5℃

ダイビングパーク前ビーチにて10cm未満の個体を3個体ほど確認したが、最大のものは、30cm以上にもなる。
小さいサイズの個体は、主に水深の浅い地域で、30cmぐらいの大きな個体は、主に水深の深い地域で確認されることが多いようである。
大きな個体には、ウミウシカクレエビが共生している事も多い。

外部から刺激を与えると、左右の巻き込んである部分を大きく広げてフラッシング動作をする。また、この格好で体をくねらせ泳いだりもする(泳いでいる姿はナイトダイビングの時に確認されることが多いらしい)。

スパニッシュダンサーの異名を持つが、この様子をスペインのフラメンコの踊り子に見立てたのだろうか。
ミカドウミウシの幼体は水深の浅い地域、30cmくらいの大きな個体は水深の深い地域で見ることが多い。幼体は左右の巻き込みの部分が少ないので、泳ぐことは出来ないと思われる。

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